基礎
どんな建物もコンクリートでつくられる基礎とよばれるものの上に載っかっています。
基礎の形には複数あり、上に載る建物の重さや大きさ、また地盤の強さなどによって
適切なものが選ばれています。
基礎は建物に加わる様々な力を地盤に伝える、というとても大切な役割を果たしています。
木造住宅の場合、コンクリートでできた基礎と建物(土台)とがしっかりと金物で緊結されているかや
木材が腐っていないか、虫害を受けていないかなどを確認します。
〜ひといきコラム〜
現在の基礎の形式は湿気や断熱の対策から
左の写真のように地面は全てコンクリートで覆い束石と
束立ての働きをする鋼鉄製の束を使用するケースが多くみられます。
また写真のように土台は基礎にアンカーボルトとよばれる金具で緊結されています。
木材が腐っていたり、白アリに食べられていたりした場合、
被害を受けた部分を取り換えるという工事もあります。
家を建てるときは地面からある程度の高さまでに使われる木材に防腐・防蟻措置を講じることが決められています。
下の写真で木材の色が違う面がありますが、これはその処置を 施したためです。
ですが処置の効果は永遠に続くものではありません。
定期的な点検メンテナンスを行うことが家を長持ちさせ、
健全なすまいを守っていくことになるのです。